何でも「ヤバイ」で表す状態が、最もヤバイ

こんにちはわーい (嬉しい顔)
クラブ活字を読む習慣がなく「勉強が苦手」「勉強が嫌い」と感じている子のためのマナビノバ『共育学舎BCI』を主宰する、学びの土台ビルダーの小杉ですクラブ
ぴかぴか (新しい)この度はご訪問いただき、ありがとうございますぴかぴか (新しい)

台風一過で夏のような陽気が数日続いていましたが、今日はすっかり秋らしい陽気ですねわーい (嬉しい顔)
季節の変わり目は体調を崩しやすい時期でもありますので、体調管理につとめてくださいねほっとした顔

また台風15号で被災された地域の、一刻も早い回復を願っております。

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以前目の前を歩いている女性2人の会話を聞いて、愕然としたことがあります。
20代半ばと思しき彼女達の会話は「ヤバイ」で溢れていて、「他の表現があるじゃないかな?」「何を表現するにも「ヤバイ」で済ましているその状況が、一番ヤバくない?」と感じる程でした。

もちろん彼女達からしたら、勝手に会話を盗み聞かれて、勝手に心配されて、いい迷惑だと思いますが、私はその状況を目の当たりにして非常に危機感を覚えました。

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実はBCIに通ってくれる子ども達と話していても、よく「ヤバイ」という言葉を耳にします。
「TWICEヤバイ」「この問題ヤバイ」「成績ヤバイ」など、様々な意味での「ヤバイ」が飛び交います。

「ヤバイ」で表すのは、確かに楽です。
何となく自分が表現したいことを言えている風になりますし、相手にも伝わっている風になります。

ただ私は「ヤバイ」という言葉を耳にする度に、「この子は何が言いたいのだろう?」と感じてしまいます。

現在のように「ヤバイ」をマイナスの意味でも、プラスの意味でも使う場合、「ヤバイ」だけでは「良い意味なのか、悪い意味なのか」がまず分かりません。
そして「どうヤバイのか」「なぜヤバイのか」も分かりません。

そのため「面倒くさいやつだな」と思われたとしても、子ども達に「ヤバイってどういうこと?他の言葉で表して」と言っています。

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私は「思考と言葉は互いに影響し合う」と考えています。
そのため何を表すにも「ヤバイ」で済ましている限り、本当の意味で「ある状況を理解したり、その状況について考えることはできない」と思っています。

「ヤバイ」という言葉を「良い意味で使っているのか、悪い意味で使っているのか」を意識すること。
「なぜヤバイのか」、そして「どうヤバイのか」を考えてみること。
そしてそれを「ヤバイ」以外の言葉で表現すること。

子ども自身が上記の流れを、いきなり自分で行うのは難しいかもしれません。
しかし大人から問われれば、子ども達は上記の内容を実践できる、と私は感じています。

思考力・判断力・表現力が求められる時代だからこそ、「ヤバイ」で済ますのではなく、自分の言葉で伝えられる子になってほしいと感じています。

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世田谷区の桜丘で活字を読む習慣がなく「勉強が苦手」「勉強が嫌い」と感じている子の、『学びの土台』を築くサポートをしています。(→『学びの土台』についてこちらを参考にしてください)

その中でも特に「自分の好きなことを、楽しそうに話してくれる子」「(大人数よりも)少人数の時に輝く子」と共に学びたいです(不登校の子も大歓迎です)♫
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上野千鶴子さんの祝辞から感じたこと

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ここ数日は初夏を思わせるような陽気が続いていますね晴れ
ポスティングをしているせいもあって、私は時計焼けをするほど日焼けしてしまいました。

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さて先日東京大学で入学式が行われ、そこでの上野千鶴子さんの祝辞が話題となっていましたが、ご覧になりましたか?

ご覧になっていない方は、リンクを貼っておきますので是非一度読んでいただきたいです
上野千鶴子さん 祝辞

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上野さんの祝辞の中で特に私の中に残った言葉があります。

それは
あなたたちはがんばれば報われる、と思ってここまで来たはずです。

ですが、冒頭で不正入試に触れたとおり、がんばってもそれが公正に報われない社会があなたたちを待っています。

そしてがんばったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったこと忘れないようにしてください。

あなたたちが今日「がんばったら報われる」と思えるのは、これまであなたたちの周囲の環境が、あなたたちを励まし、背を押し、手を持ってひきあげ、やりとげたことを評価してほめてくれたからこそです。

世の中には、がんばっても報われないひと、がんばろうにもがんばれないひと、がんばりすぎて心と体をこわしたひと…たちがいます。がんばる前から、「しょせんおまえなんか」「どうせわたしなんて」とがんばる意欲をくじかれるひとたちもいます。

あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。

恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。

そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください。
という部分です。

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実を言うと、私も大学入学当時「がんばれば報われる」と思っていました。
そして、恥ずかしがら「報われないのはがんばっていないから」とも。

ただ色々な環境で育った人と会う中で、「今までそう思えていたのは、親が与えてくれた環境があったから」と気付いた時、「自分はなんて狭い視野の中で生きてきたんだ…」と非常に情けなくなりました。

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環境というのは自分が生きてきた世界のみ見ることのできる、ある種色眼鏡のようなものです。
しかしそれ以外にも世界はもちろん存在し、「その世界に気付こうとするかどうか」「その世界を見ようとするかどうか」なのだと自身の経験から感じます。

そして、自分の偏った色眼鏡を認知し、手放す上で、「学ぶ」という営みが非常に大きな役割を果たす、と私は感じます。

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ペンは剣よりも強し

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クラブ共育学舎BCIの小杉ですクラブ

昨日、今日は少し肌寒いですが、風邪を引いてはいませんか?
寒暖差の大きいこの時期は体調を崩しやすい時期でもありますので、くれぐれも気をつけてくださいねわーい (嬉しい顔)

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さて、2018年4月15日の東京新聞に、以下の記事が載っていました。
そして、私はこの記事を見た時「ペンは剣よりも強し」という言葉を思い出しました。
2018.4.16_01 - コピー
私はこの「ペンは剣よりも強し」という言葉が、「学ぶ理由」の1つではないかと思っています。
すなわち、言葉によって不毛な争いや、不必要な暴力を減らせるのではないかと考えています。
それは人間関係でもそうですし、国同士でも同じだと思っています。

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この記事にあるリビアや、現在進行形の話だとシリアでは「正義」の名のもとに軍事攻撃が行われることが少なくないです。(「本当の意味での正義ってなんだ?」って話は一旦置いておきます)
そして、その攻撃によって犠牲になるのは常にこの子達のような「弱者」、すなわち「一般市民」です。
その現実がどうも「正義」という言葉に誤魔化されてしまっているように感じるのです。

私は正義の名のもとであろうと軍事攻撃は「暴力」でしかないと思っています。
国同士では利害が絡み合いますし、それが複数の国であればなおさら難しいことは重々承知していますが、だからこそ「言葉を尽くして、尽くして、尽くして、時間をかけて対話すること」が必要なのではないかと思います。

「ペンは剣よりも強し」
私は「言葉の持つ可能性」を信じたいですし、そのために子ども達と共に学び続けようと改めて思いました。

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世田谷区の桜丘で「大人数だと埋もれてしまう子」や「育てにくいな」と感じる子の強みや長所を活かしながら、Learning to Learn(学ぶための学び方)を身に付けるサポートをしています。(特に、「文章を読み、理解する力を養うこと」を重視しています)
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