こんにちは
活字を読む習慣がなく「勉強が苦手」だけど学ぶのは好きな子のためのマナビノバ『共育学舎BCI』を主宰する、学びの土台ビルダーの小杉です
この度はご訪問いただき、ありがとうございます
今日は雪がしんしんと降り続き、厳しい寒さが続いていますね。また全国的にJN.1株による新型コロナウイルスの感染が流行っているようなので気を付けてくださいね。
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さて最近「タイパや効率といった言葉で誤魔化して、インスタントなものに慣れ過ぎてはいけない」とよく感じます。
インターネットが生活の一部となって久しく、最近ではChatGPT等の生成AIの出現により、調べることの敷居が低くなっています。子ども達が何かを調べる際、辞書や参考書ではなく、ググるがファーストチョイスになっているのも、そうした背景があってのことだと思います。その反面「本当に調べられているだろうか」と改めて考えると、少し心許なくなります。
インターネットを活用して調べるのは非常に簡単です。タイパや効率の面から考えれば、ワンクリックで莫大な量の結果が列挙され、時間をかけずに多くを学べるように感じます。しかし私にはそれが「あまりにインスタントではないか」と感じられます。
インターネットでは0コンマ何秒という極めて短い時間で検索結果が示されます。しかしそれは逆に言うと、頭の中に去来する様々な疑問や感情が湧かないということです。そうしたノイズのなさは、何かを身につける上でマイナスに働くように私は感じます。
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辞書や参考書、新聞や本を使って調べる場合、調べたい内容を忘れないよう「〇〇(調べたい内容)」と、頭の中で何度も反芻します。その事が調べたい内容を知識として定着させる接着剤のような働きをするように、私には感じられます。またページをめくる行為も、「あの辺に書いてあった」と想起するためのきっかけになるように感じます。これらがノイズとなり、知識とする際の助けになると私は考えています。
さらにインターネット上の情報は分かり易く噛み砕いてある事が多く、それは謂わば流動食です。一方辞書や参考書、新聞や本は必ずしも自分にとって分かり易い表現になっているとは限らず、自分で食材をを調理する、すなわち情報を自らで理解しやすいように加工する必要があります。この骨の折れる過程もノイズとなって、定着を促すように感じます。
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確かに現代の子ども達が学ぶカリキュラムは、私が学生時代に学んだ内容よりも遥かに分量が多いのは事実です。そのため「できる限り効率良く」と考えるのも納得がいきます。しかし同時に「分量が多いからこそ、学んだ内容をより定着させられるよう、『ググる』や『YouTubeで観る』といったインスタントな方法で知った気になるのではなく、多少なりとも困難の伴う、骨の折れる手段を選び、定着しやすい状況を作るべきではないか」とも感じます。
私が大切にしていることわざに「Soon learnt, soon forgotten.」があります。「簡単に身につけたものは、簡単に忘れる」という意味ですが、ノイズの多い手段を選ぶことで簡単に身につけることを防げるのではないかと思います。
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世田谷区の桜丘2丁目で活字を読む習慣がなく「勉強が苦手」だけど学ぶのが好きな子の強みや長所を活かしながら、学びの土台を築くサポートをしています。(→学びの土台についてはこちらを参考にしてください)
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