『マインドセット「やればできる! 」の研究』を読みながら感じたこと

 こんにちはわーい (嬉しい顔)
 クラブ活字を読む習慣がなく「勉強が苦手」だけど学ぶのは好きな子のためのマナビノバ『共育学舎BCI』を主宰する、学びの土台ビルダーの小杉ですクラブ
 ぴかぴか (新しい)この度はご訪問いただき、ありがとうございますぴかぴか (新しい)

 ここ最近は暖かい日も増え、モノクロだった世界に色が戻ってきたような感覚になります。

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 さて最近読んでいる『マインドセット「やればできる! 」の研究』の中に、以下の文が出てきました。(私は洋書を読んでいるので、原文のまま書かせていただきます。)

 “The students with growth mindset completely took charge of their learning and motivation. Instead of plunging into unthinking memorization of the course material, they said: “I looked for themes and underlying principles across lectures,” and “I went over mistakes until I was certain I understood them.” They were studying to learn, not just to ace the test.”

 私はこの文章を読み、「塾で学ぶ際の理想的な姿である」と感じました。

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 私は子ども達によく「間違えた問題は家で解き直そう」「何を間違えたのか、何故間違えたのかを分析し、自分に必要なエッセンスを抽出しよう」と伝えます。(同じ間違いを繰り返す子が多いので、実践してくれているかは悩ましいところではありますが)

 私と一緒にたどり着いた正解は、いわば補助輪付き自転車です。それは私の補助があって正解できたのであり、自力で解けたわけではありません。

 しかし実際に必要となるのは、自力で正解へ辿り着けることです。そのため私と一緒に辿った道筋を、自分だけで辿れるかどうかを確認するため、間違えた問題を家で解き直して欲しいと思っています。これは上記のI went over mistakes until I was certain I understood them.に繋がると思います。

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 また学習では具体的な1題が解けることも大切ですが、それと類似した問題を解くために、そこから似た問題にも応用できる知識を抽象化することも重要です。

 特に間違えた問題には、自分に必要不可欠な知識や考え方が詰まっています。しかしそれらを未加工のままでは、ほとんどの場合同じ間違いをすることになります。そのためそれらを自分の言葉で言語化し、意識できる形に昇華する必要があります。
 それが私の言う「何を間違えたのか、何故間違えたのかを分析し、自分に必要なエッセンスを抽出しよう」であり、I looked for themes and underlying principles across lectures.の部分に繋がると思います。

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 私は正解自体にはさほど価値はないと思っています。それは適切な手順さえ踏めば、自ずと正解に辿り着くからです。

 大切なのは自力で適切な過程を踏めるようになることであり、そのために自分に合った工夫を施せることです。〇がつくことだけに満足せず、間違いに向かう姿勢や学び方を身につけてほしいと思います。

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 世田谷区の桜丘2丁目で活字を読む習慣がなく「勉強が苦手」だけど学ぶのが好きな子の強みや長所を活かしながら、学びの土台を築くサポートをしています。(→学びの土台についてはこちらを参考にしてください)

 その中でも特に「自分の好きなことを、楽しそうに話してくれる子」「(大人数よりも)少人数の時に輝く子」と共に学びたいです(不登校の子も大歓迎です)♫
また無学年・少人数制のマナビノバなので、今までの学習内容に抜けがあっても対応可能ですわーい (嬉しい顔)

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 私が塾で行っている「新聞音読&要約」を紹介する動画をアップいたしましたので、ご活用ください。

 

「OK Google, 〇〇を教えて」的な学び方

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今日は強雨が降ったり、晴れたりと、忙しい天気になりましたね。

また日本では減っているとは言え、新型コロナウイルスが世界的には猛威をふるっています。
(1)密閉空間であり、換気が悪い (2)近距離での会話や発声がある (3)手の届く距離に多くの人がいるの3条件がそろうと、集団感染が起きやすくなるそうですので、こういった場面や場所を避けるように心がけてください。
またうがい、手洗い、換気などをいつも以上に入念に行ってくださいね。

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さて今回は「OK Google, 〇〇を教えて」的な学び方との内容で書かせていただきます。

先日安倍さんのこのツイートを拝見し、子ども達によく「僕はGoogleじゃないから。まずは自分で考えて、分かっていることと分からないこと位は説明して」と言っていることを思い出しました。

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塾である以上、もちろん子ども達の疑問や質問に対しては答えます。
しかし分からないことを「分からない!(=先生なのだから、私/僕が何を分からないか悟って)」とろくに説明せずに私に丸投げしたり、何も考えず反射的に「教えて!(=調べたり、考えたりするのは面倒くさいので、答えを言って)」と答えを求めるのは、私は学び手の姿勢としてあまりに無責任ではないかと感じます。

私は上記のような学び方を、皮肉を込めて「OK Google」学習法と呼んでいます。
一切説明をせず、全く考えずに答えだけを求める様が、「OK Google, 〇〇を教えて」とデバイスに問いかける姿と重なるからです。

ネットで検索すれば何でも出てくる(かのように錯覚してしまう)時代なので、「OK Google, 〇〇を教えて」と調べれば、自分が求める答え(らしきもの)は出てくると思います。
しかしそれが「学ぶ」ということでしょうか?
さらに言うと、Googleでもできることを我々人間がする必要があるでしょうか?
私はGoogleでもできることはGoogleに任せて、人間にしかできないことをやれば良いと思います。

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学習とは「分からないことをその都度調べて終わるような簡単なもの」ではないはずです。
「OK Google, 〇〇を教えて」で調べた内容を基に考え、分かることと分からないことを自分なりに整理し、分からないことは質問して理解する、その一連の流れが学習だと私は考えています。

「OK Google, 〇〇を教えて」では理解することが前提になっていないため、結局何度も同じことを調べる羽目になります。
それを是とする方はそれで良いと思いますが、私は何回も調べる時間があるのならば、一度で理解しその知識を活用すべきだと考えています。
そしてそれこそが人間がGoogleに勝れる部分ではないかと思います。

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