こんにちは
活字を読む習慣がなく「勉強が苦手」だけど学ぶのは好きな子のためのマナビノバ『共育学舎BCI』を主宰する、学びの土台ビルダーの小杉です
この度はご訪問いただき、ありがとうございます
8月に入り、夏本番といった陽気が続いていますね。連日猛暑日ですので、熱中症には気を付けてくださいね。
またコロナの感染者数も徐々に増えておりますので、対策をしながら制限のない夏を楽しんでくださいね。
———————————————————————————————————————————
さて子ども達と関わっていると、「その子にとって『勉強した』と判断する指標は何だろう」と感じることがあります。
「勉強した」と判断する基準として、よく挙げられるのが勉強時間だと思います。
勉強時間は非常に把握しやすい指標です。タイマーやストップウォッチをセットすれば、容易に測ることができます。普段の学校生活でも授業時間が決まっており、子ども達が勉強時間を基準として採用するのは当然のように思えます。
ただここである疑問が生まれます。
学校や塾、家庭学習などどんな場面でも良いのですが、「ただ椅子に座っているだけで、終了後に何も身に付いていない場合があったとして、それを果たして勉強時間と呼んで良いのか」という点についてです。
勿論こうした状況がないことが理想ではありますが、現実問題として学校の授業でぼーっとうわの空になったり、寝てしまった経験は、私を含め誰しもあると思います。このような状況での授業を、勉強時間として捉えて良いでしょうか。
またBCIでも手遊びをしたり、髪をいじったりして、集中し切れていない子はどうしてもいます。そのような状況での勉強を、勉強時間として捉えることに問題はないでしょうか。
これらを検討せずに、勉強時間を勉強したかどうかの指標とするのは危険であると感じます。
———————————————————————————————————————————
いつ頃からそうなったのかは定かではありませんが、私は勉強したかどうかの指標に勉強時間を用いることはありません。その代わりに「その時間の中で、何が身に付いたのか」、すなわち時間対効果を重視しています。そして時間対効果を指標とすると、勉強時間を指標とした際に陥りがちな下記の2つの弊害に陥りづらくなると感じます。
弊害①勉強したふりを勉強と捉えてしまう
勉強時間を指標とする場合の弊害の最たる例が、「勉強したふりを勉強と捉えること」です。
私は必要以上に速いスピードで進める作業のような勉強や、自分が持つ実力よりも明らかに遅い、集中していない状態での勉強を、勉強したふりと考えています。前者はこなすことが目的であり、中身に重きを置かないため学習内容が定着しづらく、後者は注意が散漫となるため、学習内容が定着しづらいです。どちらもただやることが最優先事項となり、何が身に付いたのかを意識しないという点で共通しています。(当然と言えば当然ですが)こうした勉強はやったにも関わらず身につかず、勉強に対する意欲が低下するため、百害あって一利なしです。
自分を第三者の立場からモニタリングし適切な速度で学ぶため、そして学んだ内容を先々学ぶ内容へと活かせる状態にするために、時間対効果を意識しながら取り組む必要があります。
弊害②どんなにキリが悪くても、時間が来るとそこで終えてしまう
時間対効果とは少し話がずれてしまいますが、勉強時間が指標となっていると、中身を吟味せずタイマーがなったタイミングで勉強を終えてしまう子が多いです。学習内容によっては繋がりを無視すべきでない単元があるため、「時間が来たから終わり」とすることで定着しづらくなるケースがあります。
敢えて寝かせるという方法もありますが、それには内容を吟味し、次回に回すことが適当かどうかを判断する必要があります。タイマーの終了と同時に終わるような勉強で活用できる程簡単ではありません。
———————————————————————————————————————————
勉強時間はあくまで結果です。「こうした事を学んでいたら、結果として○分経っていた」というものであって、最初から「○分勉強する!(勉強の中身は問わないけどね)」では本末転倒です。
言われたことだけをただやるだけの勉強から、「そもそもなぜこれを学ぶのだろう?」「なぜこうしたアドバイスを受けたのだろう」等を自分で考えながら進める学習へと移行してもらいたいと思っています。
———————————————————————————————————————————
世田谷区の桜丘2丁目で活字を読む習慣がなく「勉強が苦手」だけど学ぶのが好きな子の強みや長所を活かしながら、学びの土台を築くサポートをしています。(→学びの土台についてはこちらを参考にしてください)
その中でも特に「自分の好きなことを、楽しそうに話してくれる子」「(大人数よりも)少人数の時に輝く子」と共に学びたいです(不登校の子も大歓迎です)♫
また無学年・少人数制のマナビノバなので、今までの学習内容に抜けがあっても対応可能です
ご興味のある方は、ご連絡ください。無料体験も受け付けています→資料請求・無料体験申込はコチラ
私が塾で行っている「新聞音読&要約」を紹介する動画をアップいたしましたので、ご活用ください。