暗記は思考を阻害するのか?

 こんにちはわーい (嬉しい顔)
 クラブ活字を読む習慣がなく「勉強が苦手」だけど学ぶのは好きな子のためのマナビノバ『共育学舎BCI』を主宰する、学びの土台ビルダーの小杉ですクラブ
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 今日は雨予報でしたが、晴れ間が覗いていますね晴れ

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 さて近年「知識偏重は悪、思考力が是」「分からなければ、ググれば良い」といった風潮が幅を利かせるようになり、子ども達に(悪い方向に)影響しているように感じます。
 私はそれに対して、非常に強い危機感を抱いています。

 「知識偏重は悪、思考力が是」「分からなければ、ググれば良い」に通底するのは、「暗記/覚えることは、そこまで重要ではない」との考えではないかと、私は思います。そしてそれが「覚えなくても最悪調べられるし、自分なりに考えられることの方が大切」と誤った認識に繋がるように感じています。

 勿論自身で調べられることや、自分なりに考えられることが重要なのは言うまでもありません。しかしそれらと同様に覚えることも重要ですし、上記の2つに関しても知識がある(=必要事項を覚えている)からこそ可能なのではないでしょうか?私は、調べること/考えることと、覚えることが二項対立になっている現状に、強い違和感を覚えます。

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 実は考えるためにも、ググるためにも、膨大な知識が必要になります。
苦手な子の多い、速さを例に「考える」と「覚える」の違いについて考えてみましょう。

 速さの問題を解く際、「時速(速さ)」「道のり(距離)」「時間」等の言葉について考えようとする子がいます。しかしこれらの言葉の定義は、そのイメージと共に覚えるものであって、考える類のものではありません。もしこれらの言葉について考えているのならば、それは本当の意味での「考える」ではなく、覚えるのを怠っているだけです。

 速さの問題を解く際の本当の意味での「考える」とは、「問題文を読み、情報を図にする」「その図を基に立式する」等であるはずです。すなわち「考える」とは、本当の意味で考える必要のある部分だけに労力を割くことであり、そのために必要な知識は「考える」ものではなく「覚えている」ことが大前提である、ということです。

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 またググるためにも、豊富な知識を有している必要があることは明らかです。
 何か知りたいことがあった時、それを調べるのに必要なキーワードが自分の中にない場合、果たしてググれるでしょうか?その状態でググるのは非常に困難ですし、ググれたとしても相当な時間が必要となります。つまりググれるのは必要な知識を有しているからこそであり、それがなければGoogleはただの宝の持ち腐れです。

 これらから分かるように、「考える/調べる」と「覚える」は不可分であり、「考えながら覚える」「調べながら覚える」等、覚えるまでをセットにするのが本来ある姿ではないか、と感じます。

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世田谷区の桜丘2丁目で活字を読む習慣がなく「勉強が苦手」だけど学ぶのが好きな子の強みや長所を活かしながら、学びの土台を築くサポートをしています。(→学びの土台についてはこちらを参考にしてください)

その中でも特に「自分の好きなことを、楽しそうに話してくれる子」「(大人数よりも)少人数の時に輝く子」と共に学びたいです(不登校の子も大歓迎です)♫
また無学年・少人数制のマナビノバなので、今までの学習内容に抜けがあっても対応可能ですわーい (嬉しい顔)

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