「練習のための練習」の弊害

 こんにちはわーい (嬉しい顔)
 クラブ活字を読む習慣がなく「勉強が苦手」だけど学ぶのは好きな子のためのマナビノバ『共育学舎BCI』を主宰する、学びの土台ビルダーの小杉ですクラブ
 ぴかぴか (新しい)この度はご訪問いただき、ありがとうございますぴかぴか (新しい)

 今日は気持ちの良い晴れ間でしたね。
最近は朝晩の冷え込みも厳しくなり、寒いのが苦手な私はすでに夏が恋しいです。。

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 さて塾で子ども達を見ていて、練習と本番が断絶されることの弊害を感じることがあります。

 BCIでは、新聞音読で読めなかった漢字の意味を調べてメモしています。そして次回その漢字の読み仮名と、その漢字を使って例文を作るテストを行っています。前回読めなかったとはいえ、一度調べてメモまでしている漢字ですので、覚えてさえいれば難なく解けるものだと思っています。
 しかしその状態であっても、子ども達の中には自分の記憶を一度辿ったとは思えない速さで、前回のメモを参考に読み仮名を調べようとする子がいます。
 また何度も同じようなタイプの問題を間違え、解き直しているにも関わらず、それを覚えていないために再度間違える子も散見します。

 これらの様子を目の当たりにすると、子ども達の中で「調べる」「解き直す」と「覚える」が別物になっているのではないか、と感じます。

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 少し話が逸れますが、本番で力を出し切れる子と、出し切れない子の違いは何でしょうか?
 私は、「練習のための練習をしているのか、本番のための練習をしているのか」の違いだと考えています。私は中高と陸上競技をしていたので、それを例に説明いたします。

 私は400mを専門にしており、300m+100mという練習をよく行っていました。
 ここで何も考えずに300mと100mをただ走るのが練習のための練習です。一方「試合の400mを〇秒で走りたいから、300mを△秒くらいで走ろう」「残りの100mは疲労が溜まった状態で身体をいかに動かすかを意識しよう」等、練習ごとにテーマを設けながら300m+100mを走るのが本番のための練習です。
 漫然と練習していても記録は伸びると思いますが、考えながらスポーツをする方が圧倒的に力はつきます。

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 話を勉強に戻しますが、陸上の話を勉強に当てはめると、「調べる」「解き直す」と「覚える」がバラバラになった学習は練習のための練習であり、「調べながら覚える」「解き直しながら覚える」とセットで行う学習が本番のための練習ではないかと、私は考えています。
 勉強では自分の中の知識を基に思考するため、「覚える」までがワンセットになっていない学習は、ただ調べるだけ、ただ解き直すだけとなり、取り組んだ内容を思考するための道具とすることができません。その結果、やったのに身に付かない…、となります。(ただやっただけで、身に付けようとの意識がないため、身に付かないのは当然なのですが)

 ここでは勉強、そして陸上を挙げましたが、基本的にどの分野であっても、本番を想定しない練習は得てしてただやるだけになりがちです。
 どんな分野であっても、ただやるだけで力がつくことは皆無ですので、取り組む際は是非「本番を見越した取り組み」を意識してほしいと思います。

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 世田谷区の桜丘2丁目で活字を読む習慣がなく「勉強が苦手」だけど学ぶのが好きな子の強みや長所を活かしながら、学びの土台を築くサポートをしています。(→学びの土台についてはこちらを参考にしてください)

 その中でも特に「自分の好きなことを、楽しそうに話してくれる子」「(大人数よりも)少人数の時に輝く子」と共に学びたいです(不登校の子も大歓迎です)♫
また無学年・少人数制のマナビノバなので、今までの学習内容に抜けがあっても対応可能ですわーい (嬉しい顔)

 ご興味のある方は、ご連絡ください。無料体験も受け付けていまするんるん (音符)資料請求・無料体験申込はコチラ

 私が塾で行っている「新聞音読&要約」を紹介する動画をアップいたしましたので、ご活用ください。

 

練習の『目的/意図』は明確に

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ぴかぴか (新しい)この度はご訪問いただき、ありがとうございますぴかぴか (新しい)
最近ではだいぶ朝晩の冷え込みが厳しくなり、秋の深まりを感じますね。

また日本でも少しずつ新型コロナウイルスの感染が広がっています。
(1)密閉空間であり、換気が悪い (2)近距離での会話や発声がある (3)手の届く距離に多くの人がいるの3条件がそろうと、集団感染が起きやすくなるそうですので、こういった場面や場所を避けるように心がけてください。
またうがい、手洗い、換気などをいつも以上に入念に行ってくださいね。

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さて、先日井上尚弥選手がラスベガスでマロニー選手と戦い、7回にカウンターの右ストレートでKO勝ちを収めましたたが、ご覧になりましたか?
私は格闘技が好きなため、一年ぶりに彼の試合が見られることはもちろん、期待通りの圧勝に非常に興奮しました。

試合後井上選手はKO勝ちにつながった右ストレートの練習動画を公開していました。
「練習したからこそ試合で出せた」と推察しますが、練習で行ったことをいとも簡単に試合で出せてしまう井上選手の凄さにただただ驚かされるばかりでした。

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誰しも経験があると思いますが、「練習しているからと言って、それを必ず試合で出せるわけではありません」。
もしそうであるならば、皆が本番でベストのパフォーマンスを出せているはずです。

では練習の成果を試合で出せるどうかは、何によるのでしょうか?
私は
「何を想定して練習しているのか」が鍵だと思っています。

動画で井上選手はトレーナーさん相手にパンチを打ち込んでいますが、おそらく井上選手の頭の中には「マロニー選手が目の前にいる状況」が描かれているはずです。
そしてその状況で右ストレートを打つ練習を繰り返し何度もしていたからこそ、試合で練習したことが出せたのだと思います。

これは勉強にも当てはまることです。
(特に)「本番に弱い」と感じている人は、一度「練習のための練習になっていないか」をモニターすると良いと思います。
勉強のための勉強になっていて、「試験本番を想定した勉強」になっていなければ、本番は普段と違って大きなプレッシャーがのしかかるため、本番の雰囲気にのまれてしまうのは当然です。

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また余談になりますが、「試合を想定しての練習」なのか、「練習のための練習(その場しのぎの練習)」なのか、によって練習のおもしろさは異なります。

同様に「勉強のための勉強(その場しのぎの勉強)」なのか、「テスト/受験のための勉強」なのか、はたまた「テスト/受験で手にした環境を見越しての勉強」なのか、その目的によって勉強もおもしろさが異なります。

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