視覚メディアにはない、活字だからこその魅力

 こんにちはわーい (嬉しい顔)
 クラブ活字を読む習慣がなく「勉強が苦手」だけど学ぶのは好きな子のためのマナビノバ『共育学舎BCI』を主宰する、学びの土台ビルダーの小杉ですクラブ
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 5月に入り、初夏を思わせるような陽気が増えてきましたね。まだ体が暑さに完全に慣れていないこの時期は、熱中症になりやすいので、くれぐれもご注意ください。

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 さて数年前から母校桜丘中学校の学校評価委員をやらせていただいています。学校の環境改善のために外部の人間が提言を行うもので、在校生と親御さんに答えていただくアンケートの独自項目の作成なども行っています。

 「活字に触れてほしい」との思いから、例年アンケートの中に「月に2冊以上本を読むか」との独自項目を入れています。しかし毎年結果が芳しくないため、今年はハードルを下げて「媒体を問わず月に2冊以上漫画を読むか」との独自項目を加えました。子ども達にとって本を読むことはハードルが高いと理解できますが、漫画であれば絵によって理解が促され読む負担が減るため、「とても思う(=よく読んでいると思う)」「思う(=読んでいると思う)」合わせて8割近くは超えるのではないか、と私も感じていましたし、学校評価委員会全体での共通認識でもありました。
 期待半面、不安半面で結果を確認すると、予想を大きく下回り、「とても思う(=よく読んでいると思う)」「思う(=読んでいると思う)」合わせて5割5分程にしか届いていませんでした。この事に対して他の方達も非常に危機感を覚えた様子でしたし、個人的に「子ども達の活字に対する心理的距離がどんどん開いているのではないか」と感じました。

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 現在はインスタグラムやTikTok、YouTube等、視覚に訴えるメディアが隆盛を極めています。私も使っているものがあるのでそれらを完全に否定するわけではありませんが、上記のメディアの特徴をしっかりと掴む必要がありますし、それらに慣れ切ってしまうことの弊害を理解すべきだと思います。

 まず上記のメディアの特徴として、自分の意志が介在しづらい点が挙げられます。
 インスタグラムの写真はスクロールする必要がありますが、ストーリーやTikTok、YouTube等の動画は流しておきさえすれば、自分の興味に沿った動画が自動で半永久的に流れます。自分の好きなものを選択する必要さえなくなり、流れてくるものをただぼーっと眺め、消費するだけとなります。
 また視覚に訴えるメディアに触れる際、コンテンツへの反応が非常に短時間である点も挙げられます。「見る・見ない」の選択が吟味されることなく、0コンマ何秒の本能とも言える短時間でなされます。それは最早反射と言ってもよいかもしれません。
 こうした特徴が子ども達の活字への心理的距離が広がる一因となっているように、私には感じられます。

 視覚メディアの自分の意思に関わらず一方的に与え続けられる点、そして反応が反射的である点は、漫画や本の特徴である「腰を据えて、自分で読み進めない限り前に進むことはできない」点とは相いれません。またアルゴリズムが自分の興味関心を(勝手に)判断し、自分で自分の好きなもの/面白いと感じるものを選択する必要がない点は、最近私がBCIで関わる子でも増えてきた「自分の好き/面白いと感じるものが分からない」状態に繋がると思います。このような状況で面白そうな漫画や本を選ぶのは至難の業です。
 自分が面白いと感じる漫画や本を選ぶ場合に限らず、学びの根本は知的好奇心だと私は思っています。「面白そう」と感じるからこそ興味や関心が湧き、それを深めたい/広げたいとの願望が湧き、それが持続的な学びにつながります。また面白そうと感じたものを深める/広げる際、必ず文献にあたる必要が出てくるので、「読む」という行為は必要不可欠となります。
 上記の点も踏まえて、「文章を読んで面白いと感じられる状態」は親から子へのプレゼントだと私は感じています。そのため是非家に絵本や漫画、本を置いたり、たまに本を一緒に読む機会を作っていただきたいです。

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 世田谷区の桜丘2丁目で活字を読む習慣がなく「勉強が苦手」だけど学ぶのが好きな子の強みや長所を活かしながら、学びの土台を築くサポートをしています。(→学びの土台についてはこちらを参考にしてください)

 その中でも特に「自分の好きなことを、楽しそうに話してくれる子」「(大人数よりも)少人数の時に輝く子」と共に学びたいです(不登校の子も大歓迎です)♫
また無学年・少人数制のマナビノバなので、今までの学習内容に抜けがあっても対応可能ですわーい (嬉しい顔)

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 私が塾で行っている「新聞音読&要約」を紹介する動画をアップいたしましたので、ご活用ください。

読む習慣のある子が手にするもの、ない子が手にできないもの

こんにちはわーい (嬉しい顔)
クラブ活字を読む習慣がなく「勉強が苦手」「勉強が嫌い」と感じている子のためのマナビノバ『共育学舎BCI』を主宰する、学びの土台ビルダーの小杉ですクラブ
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最近は朝晩の冷え込みが一段と厳しくなりましたね。
日中はまだ暖かいといえど、風邪を引きやすくなる時でもあります。
私の地元の小学校ではインフルエンザも出始めているようですので、早めの対策を心掛けてくださいねほっとした顔

また台風15・19号で被災された方の一日も早い復興を、心より願っております。

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さて今回は、「『読む習慣』がどのように影響するのか」について書かせていただきます。

私は「本や新聞、電子書籍、はたまたNewsPicksのようなネット記事を読む習慣が非常に大切である」と考えています。
そして読む習慣のある子とない子が同じ試験を受ける場合、「両者の間には試験前から大きな開きがある」と感じています。

私は陸上をしていたので、そのことを100m走に例えてみます。

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まず習慣の有無による影響の1つとして、「読み慣れ」や「読むこと自体への抵抗感」が挙げられます。

習慣のない子は「読み慣れ」や「文章を読むこと自体への抵抗感」の面で、習慣のある子と比べて相当なビハインドを背負っています。
そしてそれは「スタートの時点で、両者のスタート位置は一緒ではないこと」を意味します。


言うなれば読む習慣のある子は100m走、習慣のない子は150m走で競争するようなものです。(読んできた文章量によっては、もっと差が開くかもしれません。)

通常この状況で逆転するのは不可能です。

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仮に上記の状況で習慣のない子が解法やテクニックを覚えて、習慣のある子に「勝とう!」と考えたとします。

習慣のない子は、習慣のある子に勝てるでしょうか?
私はほぼ不可能だと思っています。


両者の差は「読み慣れ」や「読むこと自体への抵抗感」の面だけではありません。
「文章を読む速度」でも開きがあります。

そのため差を埋めようと思っても、実際はもともとの差がさらに開くだけです。

これに加えて読むことで養われる語彙なども加味すると、結果は火を見るよりも明らかです。

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私は「読む習慣なしに、勉強ができるようになることはない」と思っています。
そのため学習習慣とともに、読む習慣も是非身に付けていただきたいです。

将来必ず子ども達にとっての財産になります。

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